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インフルエンザ新薬であるゾフルーザの耐性ウィルスの注意点

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インフルエンザ

1回の服用でインフルエンザの治療が完了し、画期的だとされていた新薬のゾフルーザ。

しかし、2019年1月に国立感染症研究所の調査で、ゾフルーザを服用した小学生2人から耐性ウイルスが検出された事が厚生労働省より報告されました。

この記事では、ゾフルーザの耐性ウィルスが及ぼす影響や副作用の有無について現状で報告されている事をまとめています。

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新薬ゾフルーザの耐性ウィルスが及ぼす影響

ゾフルーザの耐性ウィルスが及ぼす影響

耐性とは、ウイルスや細菌が薬剤の効用に対し抵抗性を持ち、薬が効かなくなる状態の事を言います。

池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「耐性ウィルスがある人は、症状が治まるのに通常より11時間遅れるというデータがあります」と話しており、子どもの場合は30時間遅れる事もあるそうです。

川崎市健康安全研究所・岡部信彦所長は「ただちにこれでゾフルーザがだめだとか、インフルエンザウイルス薬はもうだめだというところには結びついていかないので、慎重な継続調査が必要である」と話しています。

耐性ウィルスがあると、症状の改善が遅延してしまいますが、症例が急激に増えているわけではないので、経過やデータを取っていく必要があります。

治験の段階ですでに耐性ウィルスは報告されていた

治験の段階ですでに耐性ウィルスは報告されていた

治験とは薬剤を一般に販売される前に、安全性を確かめるための試験です。

を対象とした国際共同第III相試験(治験)の段階で、ゾフルーザを服用した12歳未満の小児に23%、成人では9.7%の耐性ウィルスの出現率が報告されています。

こうした背景から、処方された当時から耐性ウィルスに対する懸念があったそうです。

耐性株(I38アミノ酸変異)の出現頻度については日本医事新報社の記事が参考になります。

 

ゾフルーザによる異常行動への不安は?

ゾフルーザによる異常行動への不安は?

前述した添付文書には、重大な副作用として異常行動に関する記載があります。

異常行動(頻度不明):因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には,転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す,徘徊する等)があらわれることがある。

以前、タミフル内服でも異常行動が指摘された事がありましたが、現在は因果関係は明確ではないと厚生労働省が発表しています。

インフルエンザが原因でない場合でも、高熱により熱せん妄を引き起こし、異常行動を起こす例が報告されています。

タミフルやゾフルーザの内服の有無に関わらず、インフルエンザの際には、少なくても2日間は患者を1人にせず、小さいお子さんがいる場合は目を離さないように注意喚起されています。

日本小児科学会「現時点では検討中」

日本小児科学会「現時点では検討中」

前述した通り、まだ薬が導入されて日が浅い事もあり、日本小児科学会の2018/2019シーズンのインフルエンザ治療指針によると「十分なデータを持たず、現時点では検討中」としています。

まとめ

まとめ

「耐性ウィルスが出た=薬剤として使用できない」というわけではありません。

インフルエンザ新薬として、まだまだ運用期間が短く細かいデータが揃っていないため、今後の耐性ウィルスの広がりや副作用の有無について注意深く経過を見ていく必要がありそうです。

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