受動ストレスの恐怖!人はネガティブな情報に7倍も反応する

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幸福に関する心理学

TVのニュースを見ていると、冷酷な事件や不幸な事故、芸能人のスキャンダルなどネガティブなニュースばかりが目立ちます。

調べてみると

どうやら人は、元々ネガティブな事に反応しやすいように出来ているようです。

マサチューセッツ工科大学の研究論文で「ネガティブな感情はポジティブな感情に対して7倍も感染力が強い」という発表があります。

受動ストレスを調べた研究では、ダイエット中の被験者グループにネガティブな単語や文章を読ませると、誘惑に負けお菓子を食べてしまう傾向が高くなったそうです。

他にも、タバコのパッケージに肺がんや血管障害を助長する注意喚起が記載されるようになったことで、新たにタバコを吸う人は減ったが「普段からタバコを吸っていた人はストレスでさらに吸うようになった」などの研究があります。

進化学の視点で考えると

常に猛獣の危険に注意を払っていないと生き残っていく事が出来なかったため、ネガティブな情報に反応しやすいのは必然的なのかもしれません。

また、「目の前の人があくびをしたのを見ると、自分もあくびが出そうになった」などの経験がある方も多いかと思います。

人間は共感細胞(ミラーニューロン)を持ち、相手の感情に同調する性質があります。

これを心理学用語で「情動感染」と呼びます。

注意しなければならないのは、目の前で起きた事に限らずTVやネットで見たことも「感染する」という事です。

有名な例が米科学アカデミー紀要の研究で、2013年のボストンマラソンのテロの際、実際に現場に居た人たちよりも、事件後TVで6時間ほどニュースを見ていた人たちの方がPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる確率が高かった事がわかっています。

参考リンク

事件報道の視聴、実際の経験より強い心理的影響か 米研究
【12月11日 AFP】米ボストン(Boston)マラソン爆破事件の後、より多くの情報を得ようとして1日に6時間ほどメディアを視聴した人は、実際に事件現場にいた人よりも強い心理的外傷を受けたとする米研究報告が9日、発表された。

つまり、ネガティブなニュースばかり見ていると、あなたもどんどんネガティブな感情に支配されていきます。

 

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受動ストレスを防ごう

近年、こうしたネガティブ感情の感染を受動ストレス」と呼ばれています。

TVではあまり受動ストレスを取り扱った内容の番組は放送されないかもしれません。

TVは受動ストレスの元凶になるので「今TVを見てるあなたはヤバイですよ〜」「知らない間にストレスたくさん抱えますよ〜」とは放送出来ないわけです。

スマホやパソコンからのニュースの記事でも、同様の反応が起こる事がわかっています。

 

TVを見ているだけで太り、お金も貯まらない

TVのニュース番組は、視聴者が反応しやすいようにネガティブなニュースの割合が多くなるように構成されています。

ニュースを見て、受動ストレスを受けている状態で入ってくるのがCM(広告)です。

前述した受動ストレスを調べた研究でもわかるように、人はストレスを受けると誘惑に負けやすくなり消費行動に走ります。

そうなると本来買う必要が無い物を買ってしまったり、棚にしまっておいた非常用のお菓子を食べてしまうなど、ストレスを発散するための不要な消費行動が増えてしまうのです。

 

その他の悪影響

他にも受動ストレスが与える悪影響は多いです。

実験ではネガティブな情報を与え、受動ストレスをかけたグループ、何も情報を与えていないグループにそれぞれ20枚の写真を見せます。

その中で1枚だけネガティブな写真を混ぜ、どれがネガティブな写真かを見つけてもらいます。

この結果、

受動ストレスを受けたグループは、ストレスがないグループに比べて数倍もネガティブな写真を見つけるのが速くなる事がわかっています。

これは、ネガティブな情報を受けていると受動ストレスにより、自分の周りのネガティブな事に反応しやすくなるということです。

他にも認知機能の低下、記憶力や判断力が低下するなどの方向もあります。

両親の仲が悪いとグレる子供が多いという例は、ネガティブな感染が伝染した受動ストレスが原因とも言われています。

「最近元気が出ない」というの人は、体調や生活習慣だけの問題ではなく、受動ストレスが原因かもしれません。

 

人生に必要な事だけ選択しよう

「芸能人のOOが不倫した」

「未成年のOOがタバコを吸った」

「タレントの〇〇が大麻所持」

 

そのニュースあなたの人生に関係ありますか?

 

当事者や関係者・家族は当然関係あるでしょう。

しかし、99%以上の人の人生には全く関係のない話です。

ネガティブなニュースを見ることは、時間の浪費だけでなく、無意識のうちにあなたの感情の起伏やストレスの原因を作り出しています。

 

まとめ

かなりネガティブな要素が多くなってしまいましたが、TVやネット自体は決して悪いものではありません。

知らず知らずのうちにストレスを自分で受け取ってしまっている人があまりにも多いのです。

情報が多すぎるこんな時代だからこそ、自分に必要なものだけを見極め、自分の意志で選んでいける習慣を身に付けていけるようにしたいですね。

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