看護師が病院を辞めたいけど辞められない時の理由。具体的な対策も合わせて紹介

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看護師を辞めたい

2014年に行われた看護職員の労働実態調査によると、看護師全体の75%以上が仕事を辞めたいと思っているようです。

病院で働いていると「仕事を辞めたい」と言っているにも関わらず、実際には辞めない人を何人も見てきました。

一般企業なら退職してしまうと、実績やスキルがないと次の職場を探すのに苦労してしまうかもしれません。

しかし、病院などの医療機関はどこも人手不足で、引く手あまたの状態です。

どこに行ってもある程度採用されます。

それにも関わらず、なぜ彼らは辞められないのでしょうか。

この記事では看護師が辞めたいけれど、辞められない理由を書いていきます。

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①上司から退職の許可が降りず辞められない

上司から退職の許可が降りず辞められない

退職の申し出をしても、上司から退職を許可してもらえないことが多々あります。

これは人員不足であったり、 何かの役割を担っていたり、または経験年数が浅くこれからもっと学んでもらいたいと考えていたり理由は様々です。

法律的には退職2週間前に退職を申し出れば、原則として退職する権利はあります。

しかし、職場によって退職の申し出期間が異なるので、入職時に必ず確認しておきましょう。

入職時に確認できていない人はm退職を考え始めた地点ですぐに確認するべきです。

私が働いた病院の中には「3ヶ月前に退職の旨を伝えなければ認めない」という病院もありました。

さすがにそれは極端な例でしたが、契約時の規定を今一度確認する必要があります。

辞めたいと思っても、すぐには退職できないかもしれません。

※2019/1/11追記

もし明日にでも退職したいと考えるのであれば、退職代行という制度があります。

法的な基準に沿って、即日退職することもできます。

下記の記事にて詳しく書いています。

 

②人員不足で辞める事が申し訳ないと思ってしまう

人手不足で辞めるのが申し訳ない

2つ目は人員不足です。

苦労を共にした同僚に引け目を感じ、なかなか辞める事ができないと考えている人も多いです。

慢性的な人手不足の職場は、誰かが退職してもすぐにスタッフを補充できない事があります。

そうなると残っているスタッフの負担がさらに大きくなります。

こうした背景を考えて、なかなか辞める事ができないのです。

また、プリセプター(新人スタッフの教育担当者)などの役割を担っている人も、自分と関わっている人の事を考えてしまい、辞めにくい現状があります。

 

③辞める経験をした事がない

経験年数が若い看護師によくあることですが、新卒から入職し、今の職場以外で働いた経験がないと、退職するというイメージが持てずなかなか決断ができないようです。

退職することは確かに大きなイベントですが、病院や職場は星の数ほどあります。

もし我慢したり苦しい思いをしているのであれば、一度転職サイトなどに相談し、転職を検討してみてください。

今の職場が全てではありません。

④奨学金の問題で辞められない

奨学金の問題で辞められない

4年目までの看護師に多い事が、看護学校に通っていた際に奨学金を借りているケースです。

借りた年数に応じて「お礼奉公」として病院で働けば、奨学金の返済が必要ないという制度です。

私の場合は学生時代に2年間借りていたので、2年間働きお礼奉公を終えたので、退職させていただきました。

中にはお礼奉公の期間を終えずに退職する人もいます。

病院によって「一年間働けば一年分の奨学金は返済免除」という規定があったり、「借りた年数以内に辞めたら、全額返済義務を要求する病院」もあるので、もし奨学金を借りている方は今一度契約時の内容をご確認ください。

また、返済にあたっては一括返済なのか、分割返済可能なのかも確認しておく必要があります。

⑤環境が変わることへの不安

環境が変わることへの不安

辞められる状況は整っているにも関わらず、辞められない人もいます。

なぜなら人間は変化を嫌う生き物だからです。

  • 「今よりもさらに環境が悪くなったらどうしよう」
  • 「次の職場を探すのが面倒」
  • 「新たに人間関係の構築が面倒」
  • 「新しい職場の仕組みに慣れるのが大変」

など、変化しなくても良い理由を自ら作り出そうとしてしまうのです。

心のどこかに、「今より悪くなったらどうしよう」という損失回避の法則が働きます。

プロスペクト理論とも言われ、環境の悪化を恐れるあまり行動を抑制する原因となります。

まずは情報を集めましょう。

⑥辞めることに逃げるという感情がある

辞めることに逃げるという感情がある

「最低でも3年は同じ職場で頑張った方がいい」とか『何度も転職すると履歴書に傷がついて、再就職が難しくなる』と言う人が居ますが、そんなの全く関係ありません。

冒頭でも書いたように、多くの病院や施設ではスタッフが不足しています。

私も2年間の休職期間がありましが、面接を受けると複数の病院から内定を頂きました。

どこでも働けますし、もしあなたが退職し他の場所で働くと、それは新しい職場のスタッフの手助けとなります。

 

⑦実際は辞める気がない

実際は辞める気がない

「辞める辞める」と言ってずっと居座っている人も多いですよね。

本当に辞めたいと思っている人もいますが、中にはそうじゃない人もいます。

1つは「辞めたいとは思っているが、行動に移すほど真剣には考えていない」パターンです。

こういった方は、意外と長く働くケースも多いです。

2つ目は、ただ単純に「かまってほしい・自分に注目して欲しい」というパターンです。

人は誰でも承認欲求があるため「辞めないで残ってほしい」と言われると、必要とされているという欲求が満たされます。

こうして「辞めたい辞めたい」といつも言っているのです。

看護師が病院をやめたいと感じた時にとるべき7つの行動

私も転職する際に、多くの人に相談してきましたが、相談する順番なども大事だという事に気付きました。

いきなり直属の上司や同僚に相談しても良い反応は得られません。

順番を確認しながら見ていきましょう

同じ病院以外の看護師に相談する

働いている病院とは別の病院で、知り合いの看護師がいれば相談してみて下さい。

看護学校時代の同級生でも構いません。

自分の病院とは違う環境の看護師から話を聞くことで、客観的な視点でのアドバイスを受ける事ができます。

また、自分の病院と比べてみて労働環境はどうなのか、給料や休日の日数、有給の取りやすさ、など様々な事を比較することができます。

私が住んでいた北海道の旭川町では、4週6休の病院も少なくありませんでした。

休みが多い病院と比較すると、年間で30日近くの休日が失われる事になります。

そのうえ給料はあまり変わりないため、病院のために1ヶ月間無休で働いている事になってしまいます。

驚くことに、この休日と給料に関する事に無頓着な人があまりにも多いのです。

「病院を変えたら人生が変わった」という人は本当に多いですよ。

私もその1人です(^^)

看護師以外の友人に相談する

少し話が逸れたので、本題に戻ります。

別の病院の看護師に相談した後は、看護師以外の友人にも相談してみてください。

これは賛否両論あるかもしれませんが、私は参考程度に相談するのは有りだと思っています。

医療職者が望ましいですが、非医療職者でも構いません。

噂が広がりやすいため、医療職者に相談する場合は、同じ病院の人以外が望ましいと思います。

労働環境や自分の考えを、他の職業の人から見てどう思うか客観的にアドバイスをもらうことが大切です。

ただし、あくまで参考程度にとどめておいてください。

看護師登録サイトに登録する

看護師を辞める前に、まずは看護師登録サイトに登録してみてください。

自分の働いている職場以外に、働きやすい職場はたくさんあります。

現状の自分に適した職場がきっと見つかります。

ただし、実際に情報を聞いてみないと分かりません。

特に転職経験がない人は、ベースの考え方が現在の職場になってしまうため、思考が固定化されてしまいます。

自分に合った働き方を見つける機会にもなりますので、まずは看護師転職サイトで情報収集だけでもしてみてください。

もちろん登録から次の職場の決定まで完全無料です。

 

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看護師の転職サイト人気ランキング【最短30秒で簡単登録】
近年、転職を支援をする会社が増えすぎて、どこの会社を選べば良いのかわからない現状。 それぞれの会社の特徴や、実際に使ってみた感想も含めて書いています。 病院以外での転職先を探している方にピッタリな転職サイト、入職時に就職祝い金がもらえるサイトなども書いているので学生さんも含めて必見です!

仲の良い同僚に相談する

ここまで来たらすでに悩みは解決しているかもしれません。

他の病院や医療機関などの転職を進めていたり、全く別の仕事に切り替えているかもしれません。

しかしここでも悩みが尽きなかったら、 同僚に相談してみてください。

注意点は、 噂はすぐに広まるということです。

「あの人辞めようとしているみたいだよ」

という噂が立つと、仕事がしにくくなったりします。

また、ミスをした時に「どうせ辞めようと思ってるから、どうでも良いと思っているんでしょ」など、因果関係の無い事で中傷されます。

話すポイントなどを別の記事にまとめているのでよく読んでください。

 

看護師は病院での噂話に要注意。話しても良い相手選びのポイント
病院で働いてると、何かと堪えないのが噂話です。 特に男女間の噂話はものすごい勢いで伝わります。 たった一人に話しただけで、自分の病棟はもちろん、他の病棟やリハビリなど他部門にまで伝わってしまいます。 女性が多い職場なので仕方ないのですが、その拡散力は驚くばかりです。

(上司に相談する)

上司に相談する事も1つの選択肢です。

注意点として、親身になって自分の考えを聞いてくれる上司かどうかです。

慢性的にスタッフ不足の病院であれば、なんとしても退職を阻止したい上司がたくさん居ます。

そういった上司に早い段階で相談してしまうと、上手く丸め込まれてしまい、なかなか退職する事ができなくなってしまいます。

信頼できる相手かどうかを考えて、相談するべきです。

そうでなければ、気持ちが固まった時に直接退職の旨を伝えて下さい。

上司の許可が降りずに、退職できないナースも多いです。

長期休暇を取る

有給休暇が取得できる病院であれば、少なくても5日間以上は休みを取り、旅行に行ったり自分と向き合う時間に使い、現状についてもう一度考えてみる事をお勧めします。

心にゆとりがないと、思考力も決断力も無くなってしまい、苦しい環境で働き続ける事になってしまいます。

看護師以外の求人を見てみる

看護師求人以外も見てみましょう。

実際に「看護師そのものを辞めたい」と感じたら、看護師以外の求人を見てみましょう。

ハローワークに相談に行くのも良いですし、マイナビなどで求人登録をしておくと、やりたかった仕事を見つけることが出来るかもしれません。

辞めたほうが良い場合

働いている職場を辞めた方が良い場合を考えます。

以下の点に当てはまるものがあれば、退職を考えるべきです。

  • 心身の健康障害がある
  • 残業代が出ない
  • 夜勤のリズムが身体に合わない
  • パワハラ・いじめがある
  • 慢性的な不眠や倦怠感がある

仕事でのストレスが大きく、上記の項目に当てはまる場合は病院を退職すべきです。

ストレスは蓄積すると、さらに大きな病気や問題に発展してしまう可能性があるからです。

仕事を辞めない限り、ストレスの蓄積が続くため生活に支障をきたしているのであれば、職場を退職する必要があります。

自分の身は自分で守るしかないのです。

まとめ

まとめ

辞めたくても辞められない理由は人それぞれですが、無理して続ける必要はありません。

本当に退職したいのであれば、自分と向き合い、方法を考えて退職をする事をお勧めします。

一度きりの人生なので、我慢して時間を浪費するよりも、自分のライフスタイルに合った働き方を見つける事が重要です。

私はすでに3回転職していますが「辞めなきゃ良かった」と思った事は1度も無く「もっと早く辞めれば良かった」と毎回思います。

転職経験がある方は思い当たる事があると思います。

病院以外にも看護師資格を生かして働ける場所はたくさんあります。

実例を挙げると、一般企業で働く産業看護師、保育所、美容クリニック、空港の検疫官など、幅広く働いている看護師がたくさんいます。

下記の記事でまとめているので、参考に見てみてください。

 

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