私は2016年の8月から2018年の4月まで、フィリピンでの留学・カナダでのワーキングホリデーを含む10カ国で海外生活をしていました。
ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)とは18歳から31歳になるまでの間、協定国間で1年間滞在できるビザを取得できる制度の事です。
2019年2月現在、協定国は22ヵ国となっています。
(※イギリスやアイルランドなど一部地域で年齢制限や滞在可能年数が異なります)
身近な場所では、台湾や韓国にもワーキングホリデー先として人気です。
詳細はワーキングホリデー協会のホームページにてご確認下さい。
オーストラリアは基準を満たせば、最大3年の滞在(サードビザの取得)が認められるようになりました。
この記事では、なぜ看護師が留学やワーホリに行くべきかを熱く書いています。
①看護師は海外留学後も職場復帰しやすい
看護師の強みは資格を生かして職場復帰しやすい点にあります。
私は仕事を辞めて、ちょうど2年間働いていない期間がありましたが、帰国後面接を受けると複数の病院で内定を頂きました。
数年のブランクであれば、あまり気にしなくても職場復帰しやすいのが最大のメリットだと思います。
②圧倒的に視野が広がる
海外に出ると考え方や視野が圧倒的に変わります。
特に病院勤務で心身共に疲れている20代の看護師には強くお勧めします。
同じ病院で働いていると、職場がその世界の縮図であるかのような感覚になってしまいます。
日本から外に出ると、仕事への考え方が変わります。
身も心も削りながら働いていた自分が嘘みたいに価値観が変わります。
同じ世界で働いていると、知らず知らずのうちに人生の選択肢が狭まってしまいます。
③コミュニケーション能力が向上する
看護師って意外とコミュニケーションが苦手な人が多いです。
日常的に生活指導をしたり、患者さんの話を聞いたりしていますが、私生活では人見知りだったり、人とうまく話せない人がびっくりするほど多いです。
海外では、伝えたくてもうまく伝えられない場面があったり、相手が何を伝えようとしているのかを必死で考えます。
「どうすれば伝わるか、どの表現なら伝わるか、どう考えているのか。」
人を思いやる気持ちや、相手の立場に沿った思考力を身につけることができます。
④多少の事では潰れない
海外経験が少ない人が留学やワーホリに行くと、ホームシックで孤独感を感じたり、言語が伝わらず生活に恐怖を感じ、精神的に不安定となるケースが多々あります。
看護師の場合は、多少の不安や恐怖には立ち向かう事ができます。
なぜかって?
それは病院で、数多くの修羅場や劣悪な環境を生き抜いてきたからです。
休憩室で「呼吸をするのも苦しい」という感覚に襲われた事はありますか?
私はありますよ(^^;)
恐ろしい先輩と同じ空間にいるだけで、もう心は張り裂けそうでした。
それに比べれば、海外生活での不安はそれほど大きくありません(笑)
大丈夫。1人で生きていけます。
⑤年齢は関係ない
「もうこんな歳だから」
「もっと若かったら行きたかったな」
という声がよく聞かれました。
年齢は全く関係ありません。
私がフィリピンに留学していた頃は、50代や60代の日本人留学生がいました。
留学の理由を聞くと
「東京オリンピックでボランティアスタッフとして貢献したい」
と話しており、他の学生が遊びに出かける週末なども、常に自習室で学習していました。
志が高い人たちがいると、周囲にもいい影響を与えてくれます。
繰り返しますが、年齢なんて関係ありません。
やりたい事があるならば、今すぐチャレンジするべきです。
⑥検索力が身に付く
海外生活をして最も得られた事は「検索力」が身についたことです。
日本では、わからなくても「まぁ後で調べれば良いか」と先延ばしになったり、そのままになってしまう事も多々あります。
ところが言葉が不自由な環境に身をおくと、ご飯を食べに行くだけでも
- 「美味しいレストランがどこにあるのかもわからない」
- 「レストランまでどうやって行けば良いのかわからない」
- 「たどり着くまでにどのくらいの時間とお金がかかるかわからない」
- 「この過程で使う英語はなんだろう」
- 「トラブルがあった時に使う英語はなんだろう」
など、1つの目的を達成するためにもたくさんの事を調べなければなりません。
こうして検索する力が徐々に身についてきます。
今は何をするにも情報を集める力と見極める力が必要とされます。
検索力を身に着けておくと、今後の人生にも大きく役に立っていきます。
また、ブログを開設しておくと、同時に発信力も身につける事ができますよ。
⑦高給与で働ける
ワーホリでは現地で働くことができます。
日本で看護師経験があれば、協定国のナーシングホーム(ケア施設)などで、アシスタントナース(看護助手)として働くことができます。
ワーホリで働く日本人に人気のカフェやレストランといった職場に比べて、ナーシングホームは給料が高い傾向にあるため、自分の経験を活かしながら収入も得ることができます。
また、医療用語を覚える環境としても適しています。
もし学校に最初から学校に通う予定の場合は、無料エージェントを使う事をおすすめします。
これを知っているか知らないかで、大幅に費用を削減できます。


⑧自分の人生に向き合う事ができる
留学中やワーホリ中は自分1人の時間がたくさんあります。
「今までの人生のままで良いのか」
「違う人生を歩みたいなら、具体的にどうすれば良いのか」
こういった自問自答の日がたくさん出てきます。
海外生活の間、またはワーホリ後や留学後の理想の自分像を考える事で、生活の質が大きく変わっていきます。
看護師がワーホリや留学に行くべき理由まとめ
海外に出ただけで、自分の可能性の大きさに気付いたり、人生の目的を見つけるきっかけとなります。
中にはそのまま滞在し、奨学金を借りながら留学生として現地の大学や大学院に進学し専門課程を勉強する人もいます。
帰国後も短期でのパートや派遣、単発のアルバイトでお金を稼ぎ、また留学などの目的で海外に旅立つ人も少なくありません。
ワーホリや留学は本当に魅力的なので、興味があったら迷わず旅立ってください。
ワーホリに行くまでの短期の間であれば、派遣の仕事がお勧めです。
派遣であれば、契約時から退職するまでの期間が決まっているため、退職時期や人間関係を気にする事なく留学費用を貯める事ができます。
最大時給2500円など、他のアルバイトをするよりも稼ぐ事ができますよ。
