看護師国家試験は年に1回しかないため、なんとしてでも不合格は避けたい所です。
国試は結果が出るまで、本当にわかりません。
受験後の速報で、解答チェックの際に必修問題が足りていなくも「不適切問題」として点数調整が入る可能性も高いので、結果的に合格するケースは数多くあります。
でも実際に落ちた場合、その後はどうするべきか。
この記事ではそんな事を考えていきます。
不合格になった理由を客観的に考える
まずはなぜ不合格だったのかなるべく客観的に考えましょう。
これが明確にならない限り、翌年に受験しても同じ事を繰り返してしまう可能性があります。
- 勉強が足りていなかったのか
- 勉強の方法が悪かったのか
- 体調が悪かったのか
- 寝不足だったか
- 当日の集中状態に問題があったか
- マークシートのミスがあったか
予備校に通うべき?
予備校に通うべきか否か。
個人的には必要ないと思います。
国家試験は過去問題集や必修対策本を重点的に解いていけば合格できます。
もし通うとしたら、受験1〜2ヶ月前の直前セミナーだけで十分です。
国試の再受験に向けていつから勉強するべきか?
現役学生の受験向けに書いた記事では『実習が終わった段階(11月〜12月頃)で本格的に勉強を始めるべき』と書いたのですが、浪人生は確実に早く開始すべきでしょう。
私なら8月頃から本格的に取り組み始めます。
勉強開始時期が早すぎても燃え尽きてしまいます。
わからない事は学校に通って聞く
自分で試験の勉強をすると必ず分からない箇所が出てきます。
その際は、母校に行って講師に聞きましょう。
卒業した後、ましてや不合格だった後に母校に行くのは気まずいと感じるかもしれません。
もしそう思ったら、その考えはすぐに捨てましょう。
そんな事考えていたら、また同じことを繰り返してしまいます。
とにかくなりふり構わず合格するくらいの気持ちで1年間過ごした方が良いです。
むしろ卒業生が来ることは歓迎されるケースの方が多いです。
図書館に通う
1人で勉強するにはモチベーションにも限界があります。
図書館に行けば、学生や資格試験の勉強をしている人がたくさんいるので、前向きな気持で取り組むことができます。
また、読書は最も効果的なストレスの解消方法として知られています。
浪人生は常にストレスや不安がつきまとうので、気軽に本が読める環境に行くことはお勧めです。
看護書以外の本も積極的に読むと視野が広がります。
就活も忘れない
前年度すでに内定をしていた病院があれば、不合格だった際にその旨を伝えなければなりません。
そのまま1年間は看護助手として働ける場合もあるので、その際は看護助手として働いておくと、病院の仕組みを理解したり、人間関係の構築がスムーズに進みます。
もし、病院が決まっていないのであれば春から夏頃にかけて探し、早めに内定をもらっておきましょう。
後回しにすればするほど焦りが生じます。
バイト・仕事は11月末までに終わらせる
もしバイトをしているのであれば、11月末までにしっかり貯金をして、後は受験までの3ヶ月は勉強に当てた方が確実です。
実家にいる場合「バイトをせずに勉強だけする」というケースもありますが、勉強だけしていてもモチベーションが上がらないです。
また、ある程度制限があった方が適度な緊張感を持ち、限られた時間の中で集中的に勉強ができます。
もし、そのまま就職予定の病院に看護学生として働いている場合は、試験の時まで休職させてもらうか、シフト量を大幅に減らしてもらいましょう。
前年度に不合格になっている人に看護助手として無理やり働かせるような病院はありません。
もしそんな病院があったら、きっぱり退職して試験合格後も就職内定も辞退した方が良いです。
看護師として働き始めても、必ずトラブルが起きます。
看護師以外の道を模索する(お勧めしない)
番外として、看護師以外の道を模索する方法もあります。
試験に落ちたら、受験は1年後です。
正直長いです。
それなら、別の職種を考えてみるというのも一つの手段ではあります。
ただし、看護学校に費やした時間や費用を考えるとあまりお勧めできる事ではありません。
看護師資格は一度取得しておくと、更新も無いため一生モノの資格です。
病院や施設以外でも、資格を生かして様々な職場で使う事ができます。
取得だけでもしておくことをお勧めします。
まとめ
まずは不合格にならない事が大前提です。
それでも不合格になってしまった際は、この記事を参考に1年間の自分の行動計画を考えてみてください。
そしてストレスや不安の対策や解消もしっかり考えて過ごす事が大切です。
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